情報の面白さを、ちょっと視点を変えて眺めてみると今までと違った側面が見えてきて、時にはビジネスにも役立つ発想がわいてきたりするものです。

「宇宙人との接触は是か否か」肯定派と否定派に分かれて議論する科学者たち

宇宙人

「人類より高い知能があり、地球を植民地化する恐れ」

UFOや宇宙人の話は、幽霊とか死後の世界、また超能力などと同じように、科学者があまりまともに言及しないテーマだと思われてきました。しかし、ここ十年ほどで大きな変化が現れ、いまでは世界中の天文学者、科学者が、宇宙人の存在どころか彼らとの接触について、その是非を真剣に議論しています。

宇宙人との接触は危険だと訴える科学者たちは、宇宙に向かい電磁波などのメッセージを送るのは、「何が潜んでいるか分からないジャングルで叫ぶようなもの。何が出てくるか分からないし、そういう行動の結果が地球を滅亡に導く可能性もある」と主張します。映画でいえば『インデペンデンス・デイ』や『世界侵略』のイメージです。

車椅子の天才科学者・ホーキング博士も、宇宙人の存在を100%肯定したうえで、一部の生命体は人類より遥かに高い知能を有しており、地球を植民地化する恐れがある、だから宇宙人とのコンタクトは避けるべきだと警告を発しています。つまり、コロンブスが新大陸を発見した後、アメリカ大陸で何が起きたか。それと同じ出来事が、地球と宇宙人との間に起きる危険性がある、というのです。

一方、接触を肯定する科学者たちは、過去何十年もレーダーやテレビ、ラジオの電波が地球の外に漏れている。地球を簡単に滅亡させられるほど高い文明をもつ知的生命体なら、とっくに地球の存在を知っているはず、と説明します。つまり、いま現在、地球は滅亡させられていないのだから、彼らの文明がさほど高くないか、攻撃の意志がないか。そういう理解をした方が良いのではないか、ということなのでしょう。

「最大の失敗はUFOに関する情報を開示できなかったこと」

宇宙人

宇宙人との接触を語るのが「とんでも科学者」なら笑って聞き流すこともできますが、ホーキング博士を含めた世界的な科学者たちとなると、話は別です。彼らは、「宇宙人は今後数十年から100年以内に何らかの接触を求めてくる。そのとき、どう対応するかを考えておく必要がある」と警告します。しかし、人類にはまだ対応策の合意はありません。

こうした科学者の発言と関連があるのか否か不明ですが、政治の世界からも驚くような発言が飛び出しています。今年2月にオバマ大統領の上級顧問を辞したジョン・ポデスタ氏が、「2014年の最大の失敗は、またもUFOに関する情報を開示できなかったことだ」と発信し、記者会見でもUFO情報について、「いまこそ真実を知らせないといけない。包み隠さず開示すべきだ。国民が真実と向き合うために」と発言しています。(この記者会見の様子は、いまでもYouTubeで見ることができます)。

また、かつてポデスタ氏が首席補佐官(ホワイトハウス職員のトップ)として仕えたクリントン元大統領は2014年4月、アメリカABCテレビに出演した際、宇宙についていろいろと語り、すでに宇宙人が地球へやってきていたとしても何ら驚くべき話ではない、と話しています。なにせ元大統領の発言ですから誰もが驚きます。結果、やはりアメリカ政府は宇宙人に関する情報を隠しているのではないかとの推測も多く生まれました。

私たちの住む地球は太陽系にあり、太陽系は天の川銀河に属しています。天の川銀河だけでも恒星の数は1,000~2,000億個、そして宇宙全体には銀河が1,000億個以上もあるそうです。地球以外にも知的生命体が存在するのは確実でしょうが、さて、接触の実態は?