バランスの取れた経営を目指していきます 代表取締役 瀧源 愛子 −2020年 賀詞交歓会−

−2020年 賀詞交歓会−
代表取締役 瀧源 愛子 あいさつ

自然相手への備えの難しさ

新年明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

とても暖かな正月を迎え冬らしさが感じられない今冬です。暖冬で雪のないスキー場は悲鳴を上げ、さっぽろ雪まつりも雪集めするほど苦慮しているようです。降雪のなさも良し悪しで、昨年は除雪車が足りないほどでした。その対策に今年は除雪車の台数や作業員を増強していたようです。自然相手は想定外なことが多く、何が最善かと考えてしまいます。

感謝の思いも次世代に

タキゲンは今年、お陰さまで百十周年を迎えます。明治・大正・昭和・平成・令和と5つの元号を歩んでまいりました。弊社の広報誌『タキゲンニュース』2020年1月号の表紙に、戦後十数年経った昭和の懐かしい瀧源商店時代の風景を掲載しました。これまで多くの方と時間を共有し、歴史を刻んできました。戦争・災害を運よく乗り越え、勢いを弱めることなく次世代にバトンタッチしていける。振り返ってみますと、何て幸運なことなのだろう。これも全て皆様のお陰と感謝に堪えません。

バランスの良さに活路を見た

年始は、箱根駅伝を鑑賞しながら、令和2年の経営方針に思い至りました。今年は、バランスの良い経営を目指します。

総合優勝の青山学院大学はなぜこんなに強いのか、原監督はどう選手を管理したのかと興味を駆り立てられました。私なりに考えますと、選手全員バランスの良い後ろ姿で、誰が誰だか区別がつかないほど均整の取れた体躯にあると思いました。10区間それぞれに、必要に応じた筋肉をつけ、そして精神力を無駄なく、その瞬間にどこよりも合せられたのだと思います。あっぱれです。

そんな駅伝優勝校に思いを馳せつつ紡ぎだした経営方針でしたが、タキゲンはすでにバランスの良い経営をしているからこそ、根強く生き残っていけるのだということに気がつきました。

それでも記念すべきこの一年を迎えたタキゲンは、一層バランスの取れた経営を目指し、社員一丸となって努力していきます。それには、協力工場の皆様のますますのご支援ご鞭撻が欠かせません。どうぞよろしくお願いいたします。