「グループの結束力で輝く年に」 古岡 弘好 常務取締役
グループの結束力で輝く年に
目標達成の見込
明けましておめでとうございます。旧年中は大変お世話になりました。今年もよろしくお願いいたします。
昨年も為替の変動に翻弄された一年だったように思います。為替変動のおかげで海外製品を中心に、値上げの話がたくさんありました。先代社長は、値下げは最初に、値上げは最後にと言っていましたが、踏ん張りきれずに製品の価格を変更せざるを得なくなりました。
本年は年始より中国経済の失速、中東の政情不安、アメリカの利上げなどが話題となり経済状況としては心配な年明けです。しかし評論家によると、徐々に落ち着いてくるのではないかという話があり、明るい未来の光が射すことを祈るばかりです。
弊社の業績は、2015年1月期は、おかげさまで売上も好調でした。今年の1月末決算も目標を達成できる見込みです。2013年1月期に比べると17%増の実績となり、一昨年の売上からみるとほぼ同等の売上となります。
タキゲン製造は歩みを続けます
この好調な売上を維持しながら、私たちは新しい分野への投資を行っていきます。
まず研究開発です。今年の新製品のテーマとして、「新型シリンダー」を目指しています。このシリンダーを開発することで、製品全体のレベルアップを目指しています。また、パイプの軸に自由な位置でロックできるフリーストップ製品を2系統での開発を急いでいます。今年はこういった製品開発に十分な投資をして邁進してまいります。
国内の景気も回復傾向と予測されますが、弊社の海外支店に目を向けますと、韓国・上海ともに大変健闘しております。タイは開設したばかりでまだまだですが、すでに現地で新しい協力工場を開拓。昨年は、タイ向けの新製品の開発を行い、生産したものをタイのローカル企業に販売するという商流をなんとか作り上げることができました。海外支店においても継続して注視し、タキゲン製品の認知度を上げて、ブランド力を根付かせていきたいです。
私たちが最も重要視しているのは、人材の育成と、三位一体です。人材の育成にあたっては、新入社員研修から始まり、入社3年・5年の技術研修、海外研修など研修を積み重ねていきます。三位一体は私たちの基本的な考えとして継承していきます。
いまこそグループの結束力が必要です。協力工場の皆様、社員、そしてその家族の人間的なつながりが、私たちの輝ける要素です。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。