国連の推定による2015年の世界人口は約73億人

国連の推定による2015年の世界人口

皆さんは、環境を悪化させる一番の要因は何だと考えていますか?

温暖化をもたらす二酸化炭素の大量排出でしょうか。あるいは資源やエネルギーの大量消費でしょうか。もちろん、それらも大きな要因ですが、地球環境の破壊が人類の活動によって起きていることを考えれば、一番の原因は人口の急激な増加にあると言えないでしょうか。

昨年の国勢調査の結果、日本では調査開始以降初めて人口の減少が確認されました。しかし地球規模ではまだまだ人口は増えつづけています。国連は2015年の世界人口を約73億人とし、2050年には97億人、2100年には112億人に達すると推測しています。

人口が増えると、当然ですが食料もエネルギーの消費も増えます。省エネで一人当たりのエネルギー消費を半分にしても、人口が倍になれば同じこと。廃棄物も増え、人口密度も過密になります。それらが環境に与えるダメージは決して少なくありません。

かつて科学者たちが地球の環境収容力を26億人と試算したことがありますが、すでにその3倍近くになっています。地球の適正人口、あなたは何人ぐらいと思いますか?