日本の平均気温が100年あたりで上昇した割合、約1.19℃
とても残念なことですが、やはり予測は的中しました。世界の気象関係機関が2016年は観測史上もっとも気温の高い一年になるだろうと早くから予測していましたが、先ごろ世界気象機関(WMO)が、2016年の地球の平均気温が1961〜1990年の平均(14℃)より0.83℃高く、2015年に記録した過去最高を0.07度上回ったと発表しました。
気温だけでなく、平均海面水温も過去137年の観測史上でもっとも高く、北極圏では世界平均の2倍の速度で温暖化が進んでいることも確認されています。北極と南極では海氷面積が過去最小を記録し、海水温の上昇はサンゴの白化現象をもたらしました。
欧州環境庁(EEA)は、気候変動はヨーロッパの経済、健康などに著しい影響を及ぼしていると警告し、より柔軟な適応戦略が必要だと説く報告書を発表しています。具体的な対応策を立てるレベルまで温暖化が深刻化していることを認めているのです。
そして気象庁の発表では、2016年の日本の平均気温は1898年の統計開始以降でもっとも高い値となりました。長期的には100年あたり約1.19℃の割合で上昇しています。
Question
地球の平均気温は約14℃、大気中のCO2濃度は0.03%です。では、地表温度が464℃の金星では、大気中のCO2濃度はどのくらいでしょう?
A.約55% B.約80% C.約97%