企業が実施している持続可能な環境への取組みをご紹介します。記事には空欄になっているところがあるので、考えながら読んでビジネスに活用してみましょう!
温室効果ガス削減活動「カーボンオフセット」
「カーボンオフセット」という言葉をご存知でしょうか?これはCO2などの温室効果ガス削減活動のひとつ。日常生活や経済活動の中で排出される温室効果ガスをまず最大限削減し、そのうえでどうしても排出されてしまう分について、別の温室効果ガス削減活動に資金援助などを行います。この埋合せ(カーボンオフセット)を行うことで、実質的に排出量をゼロにすることを「カーボンニュートラル」と呼び、世界中の企業や団体で取組みが広がっています。
【株式会社JTB】修学旅行で【(A)】を学び
カーボンオフセットを実現
脱炭素化社会へ向けた取組みが進むなか、観光分野におけるCO2排出量は世界全体の1割を占めると言われており、排出削減が喫緊の課題となっています。サステナブルな旅行のあり方を模索するJTBでは、2007年よりカーボンオフセットの仕組みを利用した「CO2ゼロ旅行®」を販売。修学旅行代金に+αで自然エネルギー発電(グリーン電力)への支援金を支払うことで、旅行で発生するCO2を打消すという取組みです。2021年12月にはこの「CO2ゼロ旅行®」と「SDGsワークショップ~Decade of Action~」をセットにした新商品を発表。旅行前にオリジナル動画やワークショップを通じてSDGsを学び、生徒たちの気候変動に対する認知向上と具体的なアクションを促します。ワークショップは旅行とセットで販売される以前から学校で採用されており、約1年間ですでに18,000名を超える生徒が利用しています。同社は「未来の子どもたちのために、少しでも美しい地球を残したい」という思いのもと、観光を通じたカーボンニュートラルな社会の実現を目指しています。
(A) SDGs