
[第1回/北海道]北の大地 味覚と観光の力
都道府県別ニュース&トピックスが新しく始まります。それぞれの産業、文化、観光、イベントなど、旬な地域情報の中から、興味深いものをご紹介します。次はどこにいくかはお楽しみに!
第1次、3次産業に比べ第2次産業が課題
北海道の面積は日本全体の約5分の1以上(22.1%)です。まさに北の大地と呼ぶにふさわしく、また太平洋、オホーツク海、日本海に囲まれて海 関東地方岸線も長い。ここから産業は農業、漁業、林業の第一次産業の割合が高く、風光明媚な北の自然は観光業、サービス業の第三次産業の割合も高いのです。その点、製造業である第2次産業の割合は全国平均よりかなり低いのが、長い間の課題です。
国内生産の2割を生み出す日本の食糧基地
寒冷地である北海道は北方型農業の確立がなされています。その代表的なのが、野菜づくりで、特に小麦、大豆、馬鈴薯、甜菜、たまねぎ、かぼちゃ、いんげん、スイートコーンなどの出荷量は全国1位です。また道内農産物の中で37%以上が乳製品で、畜産物の牛乳、牛肉もシェア全国1位です。生乳は全国の約40%をカバーしています。
一方、漁業は海面漁業・養殖漁業での生産量は日本一で、全国水産量の約4分の1を占めます。主な収穫物はスケトウダラ、サケ・マス、ウニ、ホタテガイ、コンブをはじめ、サンマ、スルメイカ、エビ、ケガニ、カレイなどが全国1位です。
このように農業、酪農、漁業などの食糧の生産量は、国内全体の約2割におよび、「日本の食糧基地」として、自給率を支える重要な役割を担っています。
11月はじゃがいも、玉ねぎ、秋鮭、ししゃも、カニ類が旬です。
北海道新幹線開業で、消えゆく列車たち
2016年3月に北海道新幹線の開業が予定され、まず東京から約4時間で新函館北斗駅を結び、2030年末には、長万部、新小樽を経由して札幌まで約5時間で繋がる予定で、新たな活性化に期待が寄せられています。
一方で、最後のブルートレイン寝台特急「北斗星」が、8月で運行終了になり、また臨時寝台特急「カシオペア」(上野―札幌)も廃止の方向です。札幌駅そして日本で唯一の急行寝台車「はまなす」が2016年の3月で廃止です。札幌―青森間を結新函館北斗駅車「はまなす」が2016年の3月で廃止です。札幌―青森間を結ぶ雰囲気のある夜行列車として人気があります。最後の急行寝台車にぜひ乗車してみては。
北の街のロマンチックイルミネーションで魅了

さっぽろホワイトイルミネーション
さて、ある統計サイトでは、北海道に行ったことがない人は約20%です。観光で一番人気は小樽運河。札幌近郊以外では知床と函館でした。人気の食べものは、カニ、海鮮丼、味噌ラーメン、寿司、ジンギスカンです。
11月には初冬の北海道。各地で趣向を凝らしたイルミネーションのイベントが目白押しです。11月1日からの「洞爺湖温泉イルミネーションストリート&イルミネーショントンネル」を皮切りに、「さっぽろホワイトイルミネーション」「はこだてイルミネーション」「あさひかわ街あかりイルミネーション」と、冬の北海道はどこよりも魅力あふれる光を演出します。
11月1日~3月31日・・・洞爺湖温泉イルミネーションストリート&イルミネーショントンネル
11月20日~3月14日・・・さっぽろホワイトイルミネーション
11月末~2月末(予定)・・・はこだてイルミネーション
12月 1日~予定・・・あさひかわ街あかりイルミネーション
※日程は2015年度