[第46回/徳島県]「徳島の価値」で「vs東京」宣言!

鳴門の渦潮

徳島ならではの地勢、気候風土、加えて歴史、伝統・文化など、その独自性が最大の魅力。 大都会にこの価値で「vs東京」宣言!

伝統を守りつつ先進を行く

四国八十八カ所のお遍路、一番札所がある「阿波の国」徳島県。四国東部に位置し、北の香川県と南の高知県に挟まれ、西で愛媛県にも接します。県土の約8割が山地で、高知県から北上した1級河川の吉野川が四国山地と讃岐山脈の間を東に流れ、やがて紀伊水道へ。これに沿って逆くさび型に広がった徳島平野に県庁所在地の徳島市があります。

豊かな自然と独自の地勢は、その深遠さを現代に伝え、伝統技術の「阿波藍」にも息づきます。

一方、情報インフラでは光ファイバーによる高速通信網を実現させ、CATV網の世帯普及率が90.7%と全国1位で(平成30年3月)、情報通信関連企業22社を誘致(平成31年3月現在)、また古民家などを活用する首都圏企業のサテライトオフィス集積にも現在62社が進出しています。

今、「vs東京」を掲げる徳島県。東京に勝てる「徳島の価値」を磨き上げ、それをプレゼンし、さらに「都市の課題を解決するような新しい発明・価値」を作り上げると宣言。展開するサイト「vs東京」にも大いに刺激されます。ぜひアクセスを。

産業では第1次産業が盛んですが、製造業では世界一のLED製造規模を誇る「LED大国」です。

産業別構成比は、第1次産業2.1%(全国平均約1.2%)、第2次産業33.5%(約26.5%)、第3次産業63.8%(約72.3%)となっています。

※データは平成29年度/徳島県 政策創造部 統計データ課

「行かなきゃ、そんそん」

祖谷のかずら橋

徳島の魅力が増す季節。自然散策は吉野川沿いの渓谷「大歩危・小歩危」。絶景を川から楽しむ「大歩危峡観光遊覧船」も格別。次に秘境の地「祖谷」では、まず「日本三大奇橋」の一つ「祖谷のかずら橋」を体験し、祖谷渓の深さを実感できる崖の上の「小便小僧像」や急カーブを描く「ひの字渓谷」も必見です。

他にも全長4,600mで世界一の「奥祖谷観光周遊モノレール」や、ケーブルカーで170m下る「日本三大秘湯」の一軒宿「ホテル祖谷温泉」などがあります。

山なら徳島県の最高峰1,955mの「剣山」。リフトと徒歩でゆっくり目指す山頂は爽快そのもの。そして海なら徳島名物の「鳴門の渦潮」。間近で眺める観潮船「わんだーなると」や、「大鳴門橋」の遊歩道「渦の道」からも45m直下の渦潮が楽しめます。

有名スポットは世界的な西洋名画を陶板で原寸再現する「大塚国際美術館」。その数ざっと1,000点と、貴重な絵画に親しめます。

最後に、日本三大盆踊りの一つ「阿波おどり」は徳島を代表する一大イベント。例年8月12日から4日間開催されますが(11日は前夜祭)、残念ながら2020年は中止になりました。通年でも昼・夜で見事な本場のショーを鑑賞できる「阿波おどり会館」もあります。

食は麺類を紹介します。まず3系統の徳島ラーメンは、白系の「岡本中華」「銀座一福」、茶系の「いのたに」「東大」、黄系の「三八」「八万屋」などが有名店。細くて不揃いの麺の鳴ちゅるうどんは「船本うどん」「手作りうどん鳴門」。祖谷渓には名物 祖谷そばも数店。名所も食べ物もまだまだ奥深い、「行かなきゃ、そんそん」の徳島県。案内はサイト「阿波ナビ」へ!