
1973年(昭和48年)の発刊以来、『タキゲンニュース』は社業の成長とともに歩んでまいりました。そこで、本誌バックナンバーより故 瀧源秀昭社長の発言を抜粋する連載企画をスタートしました。過去のメッセージから多くのヒントを現在に伝える、いわば原点回帰のページ。タキゲン製造の基本精神を継承する、未来へのアーカイブです。
理屈で分かろうとしない。実際にやってみれば分かる。

今も昔も変わらず、新しいことに挑戦するには、とにかく恐れず「やってみる」ことが大切。職場にコンピュータが導入され始めた当時のメッセージです。
若い社員は、基礎教育として工場での技術研修を行っていますが、支店長クラスは行えていないのが現状です。「支店長の教育」、これを経営会議の第一の行事にしよう。
支店長には、豊かな知識と実践的な技能、技術の取得が必要だと思う。例えば、コンピュータ… 何歳からだって活用できます。
「せいぜい30歳までだろう。我々には無理だ。」そうやって諦めないでほしい。理屈で分かろうとしないで、実際に使ってみれば分かるようになる、必ず。
自動車と同じです。自動車の理論をマスターしなければ運転できないのか…そんなことはないはずだ。まず、乗るんだ。乗っているうちにいろんなことが分かってくる。
実務の知識や技能は、そうやって実践しているうちに身につきます。
(1985年9月 経営会議レポート より)