
1973年(昭和48年)の発刊以来、『タキゲンニュース』は社業の成長とともに歩んでまいりました。そこで、本誌バックナンバーより故 瀧源秀昭社長の発言を抜粋する連載企画をスタートしました。過去のメッセージから多くのヒントを現在に伝える、いわば原点回帰のページ。タキゲン製造の基本精神を継承する、未来へのアーカイブです。
タキゲンはあなたの工場です。試作品・特注品をスグ創ります。協力開発のタキゲン。
時代が大きく変わり、あらゆることを大転換しなければ商売が成り立たない時代がやってきています。
タキゲンはキャッチフレーズを「タキゲンはあなたの工場です。試作品・特注品をスグ創ります。協力開発のタキゲン」と代え、現状の海外生産体制に加え、国内工場による多品種少量生産を目指しオーダーメイドのタキゲンとして新たなスタートを切ります。多品種少量の製品は国内で作ります。また、そうしないと、この日本を支えている零細企業がだめになってしまいます。最初は一個の試作品からです。それが特注品になり、新製品になって、世に出て行ってカタログに載り標準品になる。すべては一個の試作品から始まります。
カタログやパンフレットの依頼があった場合は、できる限り送らずに社員が必ず持っていくようにしてください。これは非常に重要なことです。郵便でぽんと送れば、それっきりですよ。しかし社員が持っていけば何らかの話が必ずあるはずです。それが商売の基だということを覚えて頂きたい。これを営業の大原則にして社員に徹底してください。
(2004年 タキゲンニュース4月号 創立記念式典および入社式より)